2026/02/13 16:25

乾いた路面での実力と安全性を徹底解説
「スノータイヤはドライ路面でグリップが低い」
そう聞くと、
「じゃあドリフト練習にちょうどいいんじゃない?」
という発想が浮かぶかもしれません。
結論としては、
使えなくはないものの、本格的な練習には向いていません。
その理由を分かりやすくまとめます。
1. スノータイヤが滑りやすい理由
スノータイヤは、雪や氷の上でしっかり噛むように
柔らかいゴムと細かい溝(サイプ)で作られています。
ところが、この柔らかさがドライ路面では裏目に出ます。
タイヤブロックがよれやすく、接地が安定しにくいため、
限界が低く、滑り出しが早くなるのです。
この特性が
「低速でもスッと滑ってくれる」という意味で
ドリフトの入り口としては使えなくはありません。
2. なぜドリフト練習には向かないのか
とはいえ、練習用として考えると大きな問題があります。
● 挙動が不安定
スノータイヤはブロックが細かく柔らかいため、滑り出した後の動きが均一ではありません。車がグニャグニャと動きやすく、
カウンターのタイミングやアクセル調整が掴みにくくなります。
ドリフト練習では挙動の再現性が非常に大事ですが、
スノータイヤはここが不安定です。
● 摩耗がとても早い
柔らかいゴムは熱に弱く、ドライ路面で横滑りさせると一瞬で減ります。
ひどい場合は、数本走っただけで溶けてしまうほど。練習としてはコスパが悪すぎます。
● 高温で壊れやすい
ドリフトではタイヤ温度がすぐ上がります。スノータイヤは熱に弱いため、ブロック欠けや剥離のリスクが一気に高まります。
安全面でもおすすめできません。
3. 現場ではどう扱われている?
実際のドリフト勢がドライ路面でスノータイヤを使うことはほぼありません。
ただし、雪が積もった路面なら状況は別です。低速で滑りを体験でき、コントロール練習には向いています。
ドライ路面では「滑り出しの感覚を知るためだけ」
というごく限定的な用途になります。
4. 目的に応じた考え方
滑り出す瞬間の感覚だけ知りたいならスノータイヤでも可能です。
しかし、角度を維持したり、カウンターを正確に決めたり、
荷重移動のコツを掴みたい場合は夏タイヤの方が圧倒的に有効です。
本格的に練習するなら、
硬めの夏タイヤや中古のハイグリップタイヤが鉄板です。
5. まとめ
スノータイヤは確かにドライ路面で滑りやすく、ドリフトの“入口としての体験”には使えます。
しかし、挙動が不安定、摩耗が早い、壊れやすいという欠点が大きく、本格的なドリフト練習には向いていません。
滑らせて遊んでみる程度なら問題ありませんが、技術を伸ばすなら夏タイヤでの練習が近道です。
